6月29日、プロレスリング・ノアの三沢社長が緊急記者会見を開いた。それによると、なんとプロレスリング・ノア所属の大人気レスラー小橋健太選手が、腎腫瘍に侵されているという。
三沢社長によると、小橋選手はシリーズ中「いつにも増して腰が痛い」と漏らしていたという。
そしてノアが定期的に行っている健康診断の際に、小橋選手の右腎臓に数cm大の腫瘍が確認され、今回の記者会見を開くに至った。
三沢社長は会見で「すぐに摘出手術を受けさせる。まだ悪性と決まった訳でもないし、早期発見で大事に至らずに済む可能性も大きい。」と語り、「小橋の“絶対に復帰します”という言葉を信じたい」と結んだ。
小橋健太選手とは、師匠の故ジャイアント馬場に「アイツは仕事がプロレスで趣味がトレーニングだ。」と言わしめたほどの練習の虫で、薬物に頼る事なくナチュラルに鍛えられた鋼鉄のような身体を持つ、他団体レスラーすらも認めるプロレス業界きってのスターレスラーである。
そんな小橋選手は過去に何度も怪我や欠場に悩まされてきたが、持ち前の根性と趣味のトレーニングによって全てを克服してきたというまさに鉄人。
そしてついた通り名が『絶対王者』である。
小橋選手の師匠である故ジャイアント馬場の理想であり信念でもあった『受けるプロレス』という言葉がある。これは自分ばかり好き勝手暴れて目立つのではなく、相手の技を受けられるだけ受けて見せ場を作ってやって、その上で文句なく勝つという馬場流プロレス道である。
その『受けるプロレス』という言葉を素直に、そして曲解しすぎたかのように具現化し続けてきたのがノアの社長である三沢光晴であり、絶対王者小橋健太なのだ。
そんな小橋からすれば、今回の悪性腫瘍もきっと『受けるプロレス』の一部なのかもしれない。
だが『受けるプロレス』は先にも挙げたように最終的には万人が納得する形で相手に勝つ事を目的としている。
であるから、小橋選手は悪性腫瘍の攻撃を受けられるだけ受け切ってみせ、最後には『絶対王者』ならではの説得力ある勝利を見せてくれるに違いない。
過去に師匠であるジャイアント馬場、大先輩であるジャンボ鶴田、全日本プロレス時代の先輩にあたる冬木弘道、そして1世代上のスターレスラーだった橋本真也らの早すぎた死を乗り越えてきた小橋である。
きっと今回の最狂の対戦相手に対しても、皆があっと驚くようなフィニッシュホールドで鮮やかに勝ってくれるに違いない。
■参考リンク
スポーツナビ
荒井禎雄
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