さて前回に引き続いて大仁田とセッドジニアスの泥仕合についてである。
裁判所で和解する事を誓い、大仁田引退試合の一つとして行われる事になったセッドジニアスの興行。
だがその興行の中で、大仁田は何をされるか分からず怖かったのか1度もセッドジニアスと絡もうとせず(実際に肌の触れ合った時間はカットプレーなどの数秒足らず)、試合自体も中途半端などうしようもない幕切れの凡戦となってしまった。
ちなみにセッド氏が言うには、大仁田の妨害によって満足な宣伝も出来ず、損害を取り戻すどころかさらに赤字が増えるほど客足が酷かったという。(ただしセッド氏の言う事なんで真に受けるのは危ないんだが…)
そして試合が終わった後、セッド氏は大仁田と1度も接触しないまま終わってしまっては客に申し訳が立たないと、試合後の大仁田に近づいて『よくあるプロレス流の乱闘』 を起こそうとした。
その時に事件が起きたのだ。
まず大仁田に詰め寄ったセッド氏に対し、試合に関係のない大仁田の取り巻き達(議員秘書の中牧氏など)が掴みかかった。
次にセッド氏を場外に引きずり出し、客席のパイプ椅子にセッド氏を座らせ、数人(プロレスラーの佐野直氏や同じくプロレスラーで傷害事件を起こした過去のある二瓶氏など)でセッド氏の手足を抑えつけたり髪の毛を掴むなどして身体を固定した。
そこに仮にも大仁田議員の公設秘書である中牧氏が、明らかに相手に怪我を負わせようとしたかのような、体重を乗せた踏みつけ式の前蹴り(ガチンコの路上の喧嘩とかでしか見ないような本当に危険な蹴り方)を放ったのだ。
それも身動きの取れないセッド氏の顔面目掛けてである。
あんな蹴りを顔面に当てたら、当たり所が悪ければ間違いなく失明や眼底骨折、脳への障害などが出てもおかしくない。なんたってその時のセッド氏は全身を固定されており、ダメージの逃しようがない状況だったのである。
私はこの試合の模様を映像でハッキリと見ているので、この中牧氏の放った一撃と、その段階に行く前の 『流れのおかしさ』 は重々承知している。
これは決して普通のプロレスの場外乱闘ではない。
誰がどう見ても単なる凄惨なリンチである。
そしてこの一撃でセッドジニアスこと渡辺氏は負傷し、その治療費や慰謝料を求める 『今回の裁判』 を起こす事となったのである。
〜続きます
荒井禎雄(おはら汁)
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