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長州小力のお陰でブレイクした長州力。その波及効果はまさに想定外で、遂には長州と小力をモデルにしたパチスロ機まで登場してしまうというわけの分からない小力特需状態である。
■参考リンク パチスロ 『革命戦士 長州力』
http://www.pachinkomuseum.com/machine/s_kishuformat.asp?id=005020000005&m_mode=1
以前は長州といえばプロレスがバラエティ番組的に取り上げられることを嫌悪し
ており、山田邦子などを怒鳴りつけて泣かすというコワモテ伝説を作ったりして
いたのだが、これも時代の流れなのだろうか。
今ではすっかり小力効果におんぶにだっこでバラエティ番組に積極的に出演。そ
んな老いた長州のどこに革命戦士の面影を感じればよいのだろうか…。
さて、そんな小力効果に湧く 『萎んでしまったプロレス業界』 に、次なるブレ
イクレスラーが現れた。
その人物こそ 『侍・越中詩郎』 である。
これは深夜番組でケンドー・コバヤシが笑いのネタとして越中を取り上げ、主に
越中の得意技であるヒップアタックの滑稽さをフューチャーして地味〜な人気を
呼んでいた。
それがここに来てケンコバの面白さが幸いして当の越中自身にも光が当たるよう
になってきたのだ。今ではケンコバ効果で、どこの会場でも今までになかったほ
どの越中人気だという。
越中詩郎といえば1979年に全日本プロレスでデビューし、当時は現ノア代表
の三沢光晴の好敵手として活躍していた。
その後新日本プロレスに主戦場を移すと、【総合格闘技風プロレスUWF】→【総合
格闘技PRIDE】→【お笑いプロレスハッスル】という流浪のレスラー生活を送って
いる高田延彦などのライバルとして抗争を繰り広げていたベテラン選手である。
そんな越中がレスラー生活30年目にして、深夜のお笑い番組がキッカケで妙な
人気を集めてしまっているのだ。
一昔前のコワモテぶっていた新日では考えられないユルさである。
プロレスファンとして、レスラーの知名度が上がるのは大いに結構だが、ストロ
ングスタイルだの最強の格闘技だのと名乗っていた新日の選手が、落ちぶれた状
態からお笑い芸人のお陰で脚光を浴びる構図というのはなんとも複雑な気分である。
もはや今のプロレス業界は、このような方法でしかしのげなくなってしまったの
だろうか?
いまや大手と呼ばれている団体がお笑い芸人やプロレス自体を小バカにしている
ようなTVマンの力を借りて、あろうことかそれをありがたがって日銭を稼ぎ、イ
ンディだ弱小だと風当たりの強かった団体が地道に試合のクオリティで新規ファ
ンを開拓して成長している。
プロレス業界の明日はふ抜けた大手団体よりも、むしろこういったTVもない、金
もない、ただ選手のやる気だけがあるという、インディ団体の背にかかっている
のかもしれない。
古いプロレスファンとしては嘆かわしい時代である。
荒井禎雄(おはら汁)
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