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第三次小泉内閣が発足しました。まるで毛沢東時代の中国共産党中央委員会の委員選出を見るようですな。すべては小泉主席の意のままであります。
権力者の側近であり後継者候補たる「四人組」はひとり入れ換えがありました。福田康夫さんが落ちて、竹中平蔵さんが入った。安倍晋三さんが後継者としては頭ひとつ抜き出て、補欠で麻生太郎さん、そして新人で竹中平蔵さん。
もちろん毛沢東の江青に当たる小池百合子さんも(苦笑)ちゃあんと留任した。この留任、環境相という軽く見えるポジションだと甘く見ては駄目。肝心なのは兼任している「沖縄・北方領土担当相」なのです。米軍基地の移転問題で政府と沖縄県はいよいよのっぴきならぬ対立に陥っている。官邸筋からは「左巻きだった大田前知事の方が今の稲嶺より扱いやすかった」という声が聞こえてくるほど。米軍との交渉は額賀防衛庁長官と麻生外相の仕事ですが、沖縄をなだめる役割は小池さんだ。沖縄の反対運動では女性の力が強い。そこに同じ女の小池さんを持ってくるという人事には凄味があります。
もうひとつの北方領土問題の担当も喫緊の課題。早くも今月プーチンの来日があります。こちらの熊も女性にはハラショーなのはご存じの通り。まさに「眼下の敵」に側近中の側近をあてたわけで、この信頼度を見ると小泉さんの心の中まで入り込んでいるのは小池さんではないかとやはり思ってしまう。退任後の結婚サプライズもあるかもよ。
後継者「四人組」とは別に宦官的な側近といえばなんといってもBSE武部さんでしょう。実は、彼もプーチン来日を前に重要なポストについている。幹事長留任のことじゃないですよ。10月28日に、北方領土返還議員連盟の会長に就任しているんです。小池、武部という両輪を、プーチン来日前に、政府と議会の北方領土問題の要に押し込む。ひょっとすると小泉さんの次の外交サプライズは、北方領土を狙っているのかも。
さて光あるところに影があるのは当然のことで、今回「粛清」されたのは福田康夫さんでした。本人も「粛清」されるのはわかっているから最初から「入閣の話はするな」と番記者に語っていたらしい。原因はあの解散直前の「官邸前ミモレット事件」にあった。
解散を思いとどまるように森喜朗さんが官邸まで出かけていったものの、缶ビールと干からびたチーズを出されただけで追い返された風景は覚えているでしょう。ちなみに、あれ以来ミモレットというチーズは大人気。新宿の末広亭の前に『05(マルゴー)』という秀逸なワインの立ち呑み屋があるのですが、先日寄るとマスターが「まだまだミモレットの人気は抜群です」と言っていました。この店、凄いワインがグラス数百円で呑めるし肴も本格的。彼女や彼氏を連れていけば、シャンパンとカレーの相性が抜群だというウンチクを自慢できます。隣にある雰囲気だけで味はウーンという立ち呑み屋ばかり賑わっていますが、世間の人はどうして味というものがわからないのかといつも見るたびにため息です。おいしいよ。寄ってみてね。
えー、何の話をしていたんでしたっけ。そうそうミモレット事件。森さんはああやっておちゃらけていましたが内心は冷や汗が出ていたらしい。実は森さん、あの時小泉さんの首に鈴をつけに出かけて失敗したんです。その森さんが直前まで相談していた相手が福田さん。小泉さんに内閣総辞職をさせて後任として福田さんがもう用意されていたという。それに失敗したんですね。民主主義国家でよかったねえ。毛沢東に対するクーデターに失敗した林彪はソ連に逃げる途中で墜落死。自分で落ちたのか撃ち落とされたのかともかく権力者への謀叛に失敗すれば全体主義国家では死です。もっともそのあとずっと「林彪は生きている」と書いていたのが築地にあるどこぞの新聞でしたが(嘲)。
そういうわけでこの国では命まではとられませんでしたが、政治的には処刑された福田さんなのでした。
もっともそれで黙っている福田さんというかその背後の自民党守旧勢力ではない。この守旧勢力というのは奇妙なほど中国や朝鮮半島の人々に国を売りたがる連中と重なっている。「靖国に参拝しない人々」です。一方で、小泉さんは安倍官房長官、麻生外相と、「参拝する人々」で周囲を固めた。どうやらこの国もようやく国家観で対立軸が形成されつつあるようなのです。福田さんの周囲には、小泉さんに参拝中止を申し入れた、江之傭兵もとい河野洋平さんや元首相たち、そして加藤紘一さんなどが集まるでしょう。私は以前から指摘してきたのですが、靖国が踏み絵になって政界再編が起きるかもしれない。
民主党は前原さんが「期待を込めてエールを送りたい。実力者の方が多いと思う。それだけ首相の本気さが出ているのではないか。奇をてらう人事はあまりなかった」などと言っているようではもうダメだあ(爆笑)。何をトチ狂ったか「65歳定年制」とか言い出して菅さんや小沢さんを追い出しにかかっていますから、こちらもそのうち馬糞の川流れ、自民党内の国家観の対立軸を中心にして民主党まで巻き込んだ再編が起きるのではないか。安倍さんと前原さんの国家観の違いは、靖国に行くか行かないかだけですからね(笑)。なんのために別々の政党にいるのかわからん。
とまれ中国や朝鮮半島は苦虫を噛みつぶした顔をしてこの改造内閣を見ているでしょう。まずは東シナ海の資源問題です。経産相の二階さんが中国と妙にパイプがあるのが不安ですが、毅然とした外交をやるには、怖いもの知らずの安倍麻生のボンボンコンビは座りがいい布陣かもしれません。
あ、阪神の4連敗に触れるのを忘れてしまった(わざとらしっ)。えー、球団資本が韓流で、監督が禿鷹アングロサクソンなら、今の日本の球団としては仕方ないということで。どははははは。
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