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皆さん、マンションはもうお買いですか?ちゃんと買う時には構造計算書を見ましょうね。もう買っちゃった人は、管理組合が計算書や設計図を保存しているはずですから見てみてはいかがでしょう。え?ないって?それは怪しい(笑)。業者に言って出させた方がいいですよ。
私は絶対にマンションを買いません。生涯賃貸派です。一方で、軽井沢の拙宅を建てる時には、構造計算書はもちろん設計図の細部の施工明細まですべて目を通しました。設計者も施工者もこの上なく優秀で誠実な方々でしたがそれでもやりました。だから私は自分の家の構造をすみずみまで把握しています。マンションではこれはなかなか難しいでしょう。ましてや今回のような意図的な手抜きをされたらどうしようもない。
構造計算での偽造よりもおそらく何百倍も日常的に行われているのは、現場での仕様変更です。材料が足りないから、工期が延びそうだから、今日は人手が足りないから、理由はいかようにもつきます。残念ながらそうした場合に楽な方、安い方へと流れ易いのが人間というものなのです。
こう考えてくると今回の出来事は氷山の一角も一角、たまたま露見しただけにすぎないということがわかってくる。
この世の中でマンションを買う人は勇気がありますねえ。ましてや、まだ建ってもいないものをモデルハウスを見るだけで買う人は。さきほど書いたように私はこの国の政府も土建屋も信用していないので買うことなど想像もできませんが、どうしても欲しいという方には、中古をお勧めする。中古市場というのはシビアなものです。施工販売した会社のブランドによって歴然と値段が違う。ちょっと頭のある人ならここで立ち止まって「なぜだ」と考えますよね。
何故でしょう。それは、先程来書いているような「手抜き」が業界の常識としてあって、安い会社というものはそれをやりがちであると市場が冷静に判断しているからではないでしょうか。だから、どうしても新築が欲しいという人も、中古マンションの市場での評価を調べればいいんです。いわゆるブランドマンションは、ほとんど下がらない。一方でバッタものといえばあそこ……おっと、つるかめつるかめ。自分で調べましょうね(苦笑)。
こういう「業界の常識」を知ってくると今回の出来事も誰と誰とが「暗黙の了解」をしていたかが見えてくる。姉歯とかいう建築士のあの開き直りの理由もどうやらそのへんにありそうだと思えてくる。そもそもなんで東京のマンションを熊本県の八代市の工務店が建てるんでしょう。より安いマンションを売ることがモットーの会社としては、人の往来のコストだけでもまったくの無駄な出費だと思うんですが。
うーん、どうしよう。書いちゃおうかなあ。えいっ。
この事件が一斉に報じられた朝、私の親しい友人から電話がかかってきました。芸能界に身を置く女性です。「勝谷さ〜ん。信じられな〜い」「どうした、どうした」「私、こないだマンション買ったでしょ?」「買ったねえ」「これ、ヒューザーなのよう」「ヒュ〜ザ〜んねん!」「くだらない駄洒落言ってる場合じゃないでしょ!」
そうなのです。そのマンションはヒューザーながら姉歯が告白した今回のリストには入っていないが彼女の心証は「真っ黒」。「地震の時『さっき凄かったわよね』って知り合いに電話しても『え?地震あったの?』とか言われることが多かったのよ。どうもうちだけ無茶苦茶揺れるみたい」。買ってから何の音沙汰もなかったヒューザーから先日突然何やらプレゼントが届いたらしい。「今思えば、口封じだったのかも」
いやいや、それは考えすぎかもしれませんが(笑)、彼女の近くにはもう一棟、ヒューザーのマンションがある。こちはらは姉歯リストに入っている「倒れちゃうかもしれない物件」です。彼女によると、こちらも新築にもかかわらず、昨年あたりになぜか「補修工事」をしていたというのです。あれ?ヒューザーは「知らなかった」んじゃなかったのかな。なんで建てたばかりのマンションに「補修工事」が必要だったんだろう。
この問題はまだまだ広がるでしょう。マンションだけじゃありませんよ。少し前に、高速道路の橋脚が手抜きで問題になりましたが、あれっきりニュースがしぼんてしまった。ダムも、鉄道も、橋も、すべて同じ体質の土建屋業界が作っているんですよ。奴らの言うことを鵜呑みにして、震災の時の避難経路や被害予想マップなんぞ作っている行政は真っ青なんじゃないか。
バカを大量に生産して、学校で道徳を教えないということを六十年を続けていると、こういう国になるんですね。 以前、韓国で橋が落ちたり百貨店が崩壊したりした時に、心の中で密かに「日本じゃああいうことは起きないだろうな」とせせら笑ったあなた。起きるようになりましたねえ。国そのものが崩壊するまであとどのくらいなんでしょうかねえ。さあて私はどこに逃げようかなあ。
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