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勝谷誠彦コラム
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2005年12月13日
宇治塾講師女児刺殺事件。
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 いやは参りましたね。耐震偽装マンション事件は(もはや「問題」じゃなくて「事件」だろっ!)この国の闇をすべて網羅するような広がりを見せてきました。宗教や国籍や政党まで巻き込んで、戦後の日本を食い物にしてきた方々のオールスターじゃないですか。今のところ黒幕のキーマンは内河健氏ですが、更にその後ろに控えている方々もいる。


 一方でオールスターの面々は司直の手が入ることを予期して早くも資産逃避にかかっている。よその国にルーツがおありな方はそちらにお逃げだし、裏で繋がっている会社をお持ちの方は、そちらに資産をなんとか移そうとしているとのこと。戦後ずっとそちらの世界には司直の手が入らぬ治外法権だったのに、どうやら日本国は少しは誇りを取り戻して、今回は違うぞという感触を得ておられるのでしょう。司直は早く動いた方がいいですよ。証人喚問なんてやっていては遅いかも。しかも、急に病気になった内河氏は、どうやらそれもばっくれそうじゃないですか。


 内河氏の人脈を調べていくと、大阪にある財団法人にぶつかる。ここが住所を置いているのもコンサルの会社でして、財団の登記簿には理事として内河氏の名前がある。その下には同じ姓で「治」という名があるけどこの方は「月刊レジャー産業資料」 2003年10月号
 http://www.sogo-unicom.co.jp/leisure/mag/200310.html
に総研のホテル指導部長として登場しておられるが息子さんかな(笑)。二人がこの法人の理事に就任しているのは01年7月だから関係が深くなったのはそのあたりかもしれない。


 この黒幕探しはまるで連想ゲームのようなもので財団で明らかになったコンサルの名前で今度は探していくと関西にある建設会社の名前もいろいろと出てくる。あ〜ここもマンション建ててるよ。とほほほ。面白いのがヒューザーが「グランドステージ」とつけたような共通のブランド名がないこと。ひとつひとつのマンションのネーミングが全部違うんだ。まさか、同じ手抜きがバレないようにじゃないでしょうね。わはははは。


 ある会社は治水工事もしているし地方自治体のハコモノも建てている。もっともこのハコモノいずれもどう考えても首長が土建屋を喜ばせるために建てたシロモノばかりでいっそ崩壊した方が、維持費がかからなくなって財政にはいいかと(笑)。


 まあここから先は良心的メディアの仕事でしょう。私とタッグを組む週刊誌やテレビに情報は渡してありますからそのうち火がつくかもしれません。その時はこのコラムを思い出してね。




 ペルー人の変態が下校路に現れて少女を殺すかと思えば、塾で大学生の講師が生徒の少女を刺し殺すというもうなんでもアリの世の中になってきましたね。


 塾側の責任というのはもちろんあるでしょう。しかし塾なんてそんなモンだと思っていた方がいいですよ。所詮文部科学省ではなく経済産業省の管轄の商売。今回の「京進」の講師採用の倍率は1.2倍。阿呆でも講師になれるわけです。時給も1200円ほどでコンビニバイトよりすこしいいくらい。そもそもこれだけ漢字もかけない大学生が増えている現実は誰もが知っているわけでしょう。そのアホ大学生からほとんどフリーパスで採用している講師の塾に、なんで高い金を払って子供を通わせるのか私にはさっぱりわからん。


 犯人の萩野裕は明らかな人格障害です。キチガイの殺人については並ぶもののない第一人者である、わが敬愛する作家の日垣隆さんがメルマガで言っておられるので間違いない。しかし、この手の連中にありがちなように明らかな二面性の下のその素顔を隠していました。


 既報のように彼は03年6月に京都市今出川の図書館で女子学生の財布を盗んだ上でつかまえようとした警備員に怪我をさせて逮捕されています。その時に<同志社ナビ同大世論>というサイトに書き込まれていた内容を事件発生と同時に私は抑えておきました。もちろん今ではアクセスできません。

彼のサークル仲間とおぼしき人物が書いています。


 <萩野の先輩です。彼はサークルでもよくやってくれていました。平和と子供を愛するとてもいいやつでした。そんな彼なんです。責めないでやってください>


なりすましての書き込みということもあるかもしれませんが子供と遊ぶサークルにいたとは伝えられているので信憑性はあるでしょう。完全にその本性を仮面の下に隠していたようですが、やはり「子供」に接する場所にいたということは示唆にとんでいます。


 掲示板での学生たちの共通認識としては彼の退学は当然で、就職も厳しいだろうというものでした。当たり前ですね。


 ところがその萩野を同志社は復学させ、京進は採用した。この度し難い間抜けぶりをこれから両者はどう遺族に対して説明していくつもりなのでしょうか。




 栃木の女児殺害事件についてもひとこと。以前から私は怨恨の線が気になっていました。通りがかりではなく計画ずくの待ち伏せ犯行ではないかと思っていたのです。「目のきれいなお兄さん」という女児の言葉が事実だとすればそれは7歳の子供の表現ではなく、大人たちがそう言っているのを口移しにしているのではないか。とすれば犯人は周囲の大人が知っている人間ではないか。そう考えてきました。


 ここへ来て、あの日だけ迎えに行かなかった祖母は呼び出しの電話がかかっていたためだという情報が出てきています。だとすればますます、女児の家庭事情を知っている人物の犯行ではあるまいか。


  何にしても、子供たちが殺される連鎖をなんとしても止めなくてはいけません。通学路全部に監視カメラをつけろなどという阿呆が文部科学大臣をやっているようでは、とうていおぼつきませんが。防犯ブザーだのカメラだのモノにばかり頼っているのがダメなんだとまだわからないのか。アンタの目は子供に向いているのか特需をくれてやる業界に向いているのかどっちだ。そもそもカメラをつける必要がある危険箇所が全国で何百万カ所あると思っているんだ。自分でつけて歩いてこい。どはははは。




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