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WBCはホントにマンガのような展開になりましたね。いや、マンガ以上だ。
メキシコにアメリカが負けて日本が準決勝に出る。しかもあそこでどうせ準決勝進出がなくて頑張る理由がないメキシコが頑張ったわけが、例の糞審判にホームランを二塁打にされたからだというあたり、マンガであっても編集者が「うーん、ちょっとこれは不自然じゃない?」とクレームをつけたことでしょう。「アメリカにとって因果応報ってわけで、ちょっと教訓臭くない」とかね。わはははははは。
マンガといえば、悪役としての韓国もキャラが立ちまくっていた。もっともあっちから見ればイルボンが悪役なんでしょうが。
「テハーンミングック」の合唱が埋めつくすスタジアムはご兄弟の平壌のようだ。イチローがフライをとろうとすると守備妨害はするし。そのイチローの言動をいちいち目の仇にして、バッターボックスに入るとブーイングをするし。
予選で日本に勝ったなら勝ったで太極旗を持ってのビクトリーラン。まあそれくらいはいいとしても、マウンドに国旗を立てちゃダメでしょう。よくアメリカが許したと思いますね。怒るほどの余裕もなくなっていたのかなあ。
実は、野球は韓国ではそれほどメジャーなスポーツではない。何万人も集まったソウルの市内の観客にテレビがインタビューするとかなりトンチンカンなことを言っている。サッカーほど単純なスポーツじゃないので、理解せずにただ韓国がんばれイルボン負けろと騒いでおられる方も相当いると聞きました。でも、これをきっかけに韓国でも野球はもっと盛り上がるかもしれない。だったら、日韓戦は、WBCとは別に毎年秋にでもやればいい。それぞれのチャンピオンチームではなく、今回のように総力戦でやるんです。何しろ、日本対韓国の視聴率は36.1%ですよ。TBSはウハウハです。これを書いている時点では、まだ決勝戦は行われていないんですが、おそらくこっちの方が上をいくんではないかと、テレビ関係者は言っていました。
たがいに憎み合い罵り合う日本と韓国のパワーをまことに有益に商売に結びつけたと言えましょう。日韓戦、絶対にいいビジネスチャンスですよ。
そもそもシャウプ兄弟と力道山の昔から、憎しみ合いこそがカネを生むんです。「日韓戦をいい相互理解のチャンスに」なんぞという寝言は朝日新聞に書かせておけばいいんです。もっと言うと、中国の野球を援助してでも育ててあげて、アジアリーグを設立することだ。
何、中国のことです。バスケットやバレーボールのように、どこぞの山奥からまたものごい雑技団のような奇人変人を見つけてきて、あっという間に強くなる。腕がそのままバットになっている「棒人間」とか、ひとまたぎでベース間を走る「足人間」とか。そりゃアストロ球団か。どはははは。
その韓国の負のパワーを見事に利用したのが我等がイチローでした。「30年間闘いたくないと思うほど」叩きのめす、と言う彼の発言が韓国の闘争心に火をつけたといいますが、私はあれはすでに計算された発言だと思う。ご存じのように、熱しやすく冷めやすいお人柄でありお国柄ですから、勢いにのっている韓国の足をすくうには、カーッとはさせるに限るのです。
おまけに、韓国はご褒美を出すのが早すぎた。準決勝進出で、早くも徴兵制免除を政府が打ち出した。ここではチラつかせるくらいにしておいて、決勝進出もしくは優勝の時に正式に出せばよかったんですよ。調子がよくなるとすぐに油断してしまうのも韓国らしい。漢江の軌跡と持て囃されていたかと思えば、あっという間にIMF管理になった経済を思い出します。
一方で日本は、ケチケチと失点を抑えていたのが最後には生きた。だから、準決勝進出を「神風」とか言わないことです。すぐにこういうところで神懸かりを持ち出して、先の戦争では失敗したんだから。といいながら、メキシコがアメリカに勝ったのは、ちょうどその時に世界水フォーラムで皇太子殿下がメキシコにおられたためだ、などともっともオカルトを書いているのは私ですが。わははははは。
さきほど書いたように、いま時点では決勝の行方はわかりません。しかし私は、日本とキューバが闘うということに、まことに面白い意義を見出している。
日本はご存じのように、大東亜戦争のあとアメリカに占領されていました。キューバもまた、米西戦争のあと、アメリカに統治されていたのです。
米西戦争というのは、先日イラクに攻め込んだアメリカの傲慢さを先取りしたような戦争でした。1898年、アメリカは言いがかりといい理由でスペインにケンカをふっかけますが、それをあおったのは当時勃興していた新聞メディア。イラク戦争がテレビによって演出されたのとそっくりです。
戦争の結果キューバを奪ったアメリカですが、ここをアメリカは無茶苦茶な統治をする。傀儡政権と、アメリカと、アメリカ企業とマフィアがすべてを仕切り、汚職と腐敗の島にしてしまうのです。ちょっとこのあたりは進駐軍といわゆる三国人に仕切られた日本も危なかった。日本は驚異的な自立心で、そのあと独立へと行くのですが。
キューバの場合は、革命でした。腐敗に飽き飽きした人々はカストロを迎えて、革命に成功する。かくして、アメリカは庭先に共産主義国家を持つことになったのです。一歩間違えると、日本もそういう道に行っていたのかなということも思います。
いわば、アメリカという国に一度は蹂躙された日本とキューバ。それらが、アメリカ生れの野球で対峙、それもアメリカがオノレが主役になろうとした舞台でぶつかるのですから、これもまたマンガでもかけないような数奇な展開なのです。
明日の試合がどうなるか。その帰趨にかかわらず、そうした視点から、この対決を見てみた私でした。
UESNがライブドアと業務提携をしました。事情を知る人には「ああ、これしかなかっただろうな」というところでしょう。ライブドアはいまだに限りなく「灰色」です。それを許認可を必要としているテレビ事業者のフジが深くかかわっているわけにはいかない。どこか落としどころを探していたところに出てきたのがUSEN。堀江貴文とUSENの宇野康秀社長が個人的に仲がよかったとかいうのは、お子ちゃまのリクツ。本当は、企業としての体質がよく似ているのです。灰色といっては言い過ぎですが、うーん、先取りというか囲い込み的なところが(笑)。
USENは大阪有線放送として、スナックなどに文字通り有線で音楽を届ける仕事をしていました。関西の人間なら誰でも知っているとおり、この会社は電気会社の電柱に勝手に電線を張ってしまうという「蛮勇」で有名でした。今の宇野社長は、この問題を金銭的に解決したと美談のように語られますが、私から言わせればそりゃないだろうというところです。あとから金払ったら早いもの勝ちの囲い込みが認められるというのは、終戦直後の駅前の土地を鉄条網で囲って居すわったり、ブロードバンド普及に、モデムをタダで配ったり押しつけたりしてとりあえず顧客を囲い込んだりするようなやり口です。
大阪有線放送の創業者であり現社長の父上であられる宇野元忠さんは于元忠という中国の方のようでしたが。
この問題はたびたび公の場でとりあげられながら結局は、八十年代まで解決を見ていない。その背後には、さきほどキューバや日本のところで書いた、被占領国独特の事情があったのかもしれません。
USENに関しては、面白い記事が琉球新報などにのっています。宇野社長はこよなく沖縄を愛しておられて、住民票をむこうに置くくらいですが、このほどリゾート開発をすることにしたらしい。それが報じられたのが3月初旬。ホリエモンが逮捕され、野口英昭さんが亡くなり、沖縄とライブドアの関係がさんざん取り沙汰されていた渦中です。
沖縄のリゾート開発というホリエモンの夢は、友人だった宇野社長によって実現されるのでしょうか。あるいは、その夢は、ホリエモンが拘置所に入る前から、二人の間で語られていたのでしょうか。
少なくとも新聞が書いているような上っ面の理由で、USENがライブドアと組んだのではないと私は思っています。
そういえば、堀江貴文は、粉飾については口を開き始めたと検察ルート。だとすれば検察はこれ以上、政界や闇社会への金の流れの追及は諦めたのかなあ。更にだとすれば、それは民主党の責任が万死に値するほど重い。永田の坊やの火遊びの結果、巨悪へはメスが入らなくなったのだから。
その責任を感じてか、民主党はまだ独自調査を続けているようですが、さてどこまでいきますかね。
拙著『ニュースバカ一代』が扶桑社から発売されおかげさまで好評です。 http://www.fusosha.co.jp/senden/2006/051227.html
18日に大阪で行ったサイン会には大勢の人が来てくださいました。
22日の18時半からは、浜松町の『ブックストア談』でもサイン会を行います。 http://www.bunkyodo.co.jp/c/event/katuya/masahiko_katsuya.htm
よろしければいらして下さい。
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