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そろそろ入りましたかね、日経新聞本社に東京地検特捜部のガサが。
日本経済を左右するほどの力を持つ新聞社の社員が、知り得た情報を使って株のインサイダー取引をしていたというのは、社長のクビが充分に飛ぶほどの醜聞です。しかも内部の関係者から仄聞するに、インサイダーをやっていたのは伝えられている社員だけではないとも言う。彼の横のつながりで、社内のみならず他社や広告業界にも汚染が広がっている可能性があるというのです。
まあ、財界総理というべき人物がオノレの商売のためだけに中国に極秘に土下座をしに何度も行くような国ですから、そうした業界の機関紙が腐敗しきっているのは当然でしょうけどね。
だから、よけいに腹が立つ。昭和天皇の靖国神社に関するご発言という重大事を、オノレへの強制捜査に対する世間の目先をくらませるために利用したように思われるからです。少なくとも、綸言にかかわる記事を一面トップで打つならば、そうした誤解を招かない時を選んでやるべきだった。
日経がもともとこれらの資料を入手したのは昨年のうちだとも言われている。であれば公表の時期はいくらでも選べたのだから、何も7月20日にやることはなかった。皇室に関するスクープを、まっとうな新聞社はよく元旦などに発表する。それはこのように「色がつく」ことを嫌うからなのです。まあ、下品な商売人御用紙にそれを求めるのが無理というものでしょうが。
そうした「不敬」である以上に、実はこの7月20日というのには薄汚い意味があったように私は思う。
それというのも、靖国神社への参拝に肯定的であり、中国韓国北朝鮮から見ると天敵である安倍晋三さんの「出馬マニュフェスト」とでも言うべき新著『美しい日本へ』がちょうどこの日発売だったのです。あまりに分かりやすい「紙のテポドン」(笑)。余談ですが、安倍さんのこの本、平仮名が読めずに漢字だけ拾って中国人が読めば「美国」。メイグォ。つまり「アメリカ」なんですね。「さすが小泉ポチの後継者アルよ。本のタイトルがアメリカよ」とか奴らのネットで騒いでいたりしてね。どははははは。
日経がこの日にスクープをした理由というのは、このあたりで間違いないでしょう。これらに関しては実は朝日新聞社の『AERA』が詳しい。記事のタイトルは「天皇VS小泉劇場」というなんとも不敬なもので、よく民族派が黙っているもんだ(苦笑)。
天皇と首相を同列にして対決させるのも不敬なら、天皇と今の時点の雑誌で書くと、それは今上陛下のことを指すんですよ。今上陛下と現役首相が対決しているのかね。
このあたりの下品さとは裏腹に、内容はかなりしっかりしています。というか、皇室事情に関してはブッちぎりで抜いてきた朝日の宮内庁詰めの意地と悔しさが詰まったような内容だ。
これを読むと、昭和天皇ご発言メモについての真贋論争ではほぼ真正のものであるというコンセンサスが関係者の間で出来ていることがわかる。
私のところにも毎日何百通もメールが来まして、偽造だの謀略だのと言ってこられる。気持ちはわからないでもないですが(苦笑)素人の方々はやはり現場をご存じない。
もしこれが日経による意図的な誤報なら、間違いなく日経新聞社は潰れます。それほどのリスクを負って、何者かの謀略に加担するとは思えない。
真正なものかどうかということについてはメモそのものの真偽と、発言が昭和天皇のものかどうかという二点に分けて考えられると思われる。
これらについてはいずれも、日経は多くの関係者にウラをとっているようです。そして、何よりもCD-ROM化したという「富田日記」そのものの存在がある。検証を頼まれた関係者たちは、この日記とメモをつきあわせて一連の流れと文脈から、メモの蓋然性を確信したのでしょう。
皇室をめぐる報道関係者や歴史家、評論家などは、それぞれライバルでありながら、ひとつのファミリーのようなところがあります。極めて閉鎖的な社会です。その中で、突出した偽造や暴走はまず考えがたい。これは、文藝春秋という、そうした集団の周辺にいたことのある私の率直な感想として、正直にここに申し述べておきましょう。
ちなみに、私が『文藝春秋』の編集部にいたのは、メモを巡って問題になっている藤尾発言や奥野発言のまさにその時であり、奥野誠亮先生が『文藝春秋』に発表された「侵略発言何が悪い」の担当者が私です。
それ以上は、富田元長官と同様に「棺桶に入れて一緒に焼いてもらう」つもりなので申しませんが(笑)。
『AERA』はよく書きましたが朝日本紙ははしゃき過ぎましたな。この昭和天皇ご発言メモを受けて、すぐに靖国参拝に関する世論調査なるものをやった。とるものもとりあえず、愚民が騙されているうちにとばかり1000人だけ相手にやった(笑)。結果は言うまでもないでしょう。
何を、みんな焼けた鉄板の上で踊るがごとくトチ狂っているのでしょう。今回のメモが示しているのは「昭和天皇がA級戦犯について不快に思っておられた」「松永永慶元宮司についても快くは思っておられなかった」「靖国神社に参拝しないのは、どうやらこの二つが理由の一部のようだ」ということだけです。
まずA級戦犯という戦勝国にレッテルを貼られた方々全員を一括りで陛下が思っておられかのかどうかもわからない。
国家の最高責任者である昭和天皇が、国民全員を結果として敗戦に導いた輔弼の任にあたる人々に対してお怒りになるのは当たり前です。むしろ、そうでないとおかしい。しかし、その「責任者」イコール「A級戦犯」なのかどうかはまったくこのメモからはわからない。わからない以上「富田日記」本記にもないとすれば、これは永遠の謎として残ります。ただし、陛下がそうした人々の何人かに対してお怒りであったという事実は残る。
私たちはそこから出発すればいいのです。私は負けた以上、責任者の総括は必要だと思う。だから私たちの手で「大東亜戦争『敗戦』責任者」を検証すべきでしょう。決して「大東亜戦争責任者」ではない。戦争を開始したことまで私たちは罰することは出来ない。自ら選んだ内閣なんですから。戦勝国による裁判とそれが最も大きな違いです。しかし「やった以上勝てよ〜!」ですね。いかなるスポーツでも企業でも、負ければ責任を問われるのは当たりまえです。これに加えて、権力をカサにきて国内で不当な弾圧などをしていれば、これまた私たち自身で裁かなくてはいけない。逆に、戦勝国はこれはあまりやっていないんですよね。占領政策のために。そこで浮上する責任者がA級戦犯と重なる場合もあるかもしれない。ないかもしれない。それは検証の結果です。
そして、もし私たち自身の手で責任をとてもらうべき人々が靖国神社に祀られているのが相応しくないと思ったなら、その時点でもういちど論議をすればいい。
昭和天皇のお言葉が少し見つかったからといって、即座に小泉首相や時期首相の靖国参拝をやめろという論議はあまりに愚劣で乱暴です。
極論すれば昭和天皇は昭和の時代に大東亜戦争責任について語っておられるのであって、それを国民的に咀嚼して論議して位置づけるまでは平成の世は平成の論理で行くしかないのです。ただし、「論議が確定するまで一時停止」という、ポーズボタンにはなり得るかもしれません。しかし、その場合は、なぜポーズボタンを押すのかを、為政者はきちんと説明しなくてはなりません。
中国や韓国が容喙してくるからではない。昭和天皇がご提起されたと思われる論議を、日本人の手できちんと検証するためだ、と言わねばなりません。
むしろ今回のご発言の中で、今後分祀を巡って問題となって来るのは、松永元宮司に対する昭和天皇のご感情でしょう。松永さんが合祀をするにあたっては、かなり強引な点があったことは、陛下のみならず周囲の証言からも浮上しつつある。陛下もそう思っておられたとすれば、この時点に立ち返って論議するという選択肢も考えられる。
自民党の保守中枢の政治家たちの間では、松永元宮司の合祀に対するこうした「雰囲気」はある程度共有されていたようですね。小沢一郎さんが民主党代表選挙に出る時に、かなりの自信を持って「靖国問題にはいい解決方法がある」と言って、霊爾簿からの削除を言い出したのは、かつて自民党にいたころにこうした「雰囲気」を察知していたからかもしれません。
何にしても、靖国問題はこれで論議しやすくなるでしょう。保守論壇の方々は逆だと言うかもしれませんが、私は違うと思う。堂々と論議すればするほど、この国に文化と伝統と教養をより深く識っているはずのそうした方々は輝くのではないですか?(苦笑)。
素人の方々が性急な論議をするのはいいとして、論客と言われる皆さんが、あまりに拙速な意見をおっしゃらない方がいいのではないかとも思います。おっと、私のような下っぱが出すぎました。わはははは。
ところで小泉さんは、これはどうあっても参拝するべきです。本人もそう思っているでしょうが、あるいは小泉純一郎、5年間の任期でもっとも日本国に貢献できるチャンスがやってきたのかもしれません。
小泉さんが参拝する。中国、韓国、北朝鮮、国内の売国奴、左巻きが逆上する。その時言う言葉は「昭和天皇のお言葉に反して」です。
おーい。中国、韓国、北朝鮮、売国奴、左巻きの皆さん。やっと言って下さいましたね。「昭和天皇は立派なかただった」と。侵略者たる日王じゃなかったんですね。だって、現在の日本の首相がそのお言葉に従わなきゃいけないほどの大天皇だったわけでしょう。いやあ、見物だなあ。
朝日新聞や新華社を見ていると、どんどん自分が落ちる罠を作っている。8月15日が実にたのしみです。
ちなみに、小泉さんは昭和天皇のお言葉を何とも思っていませんよ。この人ほど天皇家と天皇制に対して不敬な首相は日本憲政史上いない。何しろ、皇室典範を変えて「天皇制をぶち壊す!」をやりかけた人じゃないですか。思い出して下さいよ。どはははは。
あ〜書かねばならないことは死ぬほどあるのに、もう200行を超えてしまった。
最後にひとつだけ。公職選挙法に触れないように慎重に書いておきましょう。
長野県では県知事選挙が行われています。と同時に、豪雨による大災害があったのはご存じの通りです。
田中康夫知事に対抗して出馬した村井仁元防災相は、今回の天災をこう評しました。
「天の戒めだ」と。
私のもとには、岡谷などの被災者の方々から激怒の声が寄せられています。大勢亡くなっているのですよ。その方々は何の罪あって「天の戒め」を受けたのでしょうか。村井さんには説明する義務があります。おそらく、田中知事の「脱ダム宣言」を批判するつもりで言ったのでしょうが、今日も雨と土砂の中で苦しんでいる方々がどう受け止めたかは、私のもとに殺到するメールが示しています。
村井さんご自身が、防災相として、今回のような災害の予防に当たる任におられたわけではないのですか。
「天の戒め」ではなく、ご自身の「天に唾する」発言かと思いますが、いかが?
最新情報。日経新聞社、地検の強制捜査を土壇場で回避との入電。何を差し出して取引したのだろう…。
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