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勝谷誠彦コラム
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2006年9月12日
皇孫親王殿下ご誕生。
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 皇孫親王殿下のご誕生を、心からお祝い申し奉ります。


 それにしても信じがたいのは、おめでたい奉祝番組のスタジオに来て、わざわざ女系女帝天皇を認めろとまだ喚いている「知識人」の連中ですね。


 まず、そもそもまだこれから皇太子殿下に皇孫がご誕生になるかもしれないのに、不敬きわまりない。


 次に、愛子さまがおられて更に秋篠宮家に親王殿下がお生まれになられた今となって、事後法的に皇室典範を男女継承問題でいじるのは、無用の対立を皇室内に生み出す可能性がある。


 もちろん皇室の方々が対立するというのではなく、いつの世もありがちな思惑を秘めた君側の奸が暗躍する余地を作ってしまうということです。


 皇室典範を見直すなどと妄動するよりも、皇室経済法を新宮さまの処遇やご学問について、もっと合理的な制度に改正できないかという点の法がはるかに現実的でしょう。


 新宮さまのご誕生によって、秋篠宮家に新たに増える皇族費は、たった305万円ですよ。日嗣の皇子になられるかもしれない親王殿下のお生まれに際して、こんな額が報じられること自体が、情けなくて仕方がない。


 もちろん東宮家に新たな親王がご誕生する可能性には配慮しながらも、とりあえず現在で継承順位3位になられる新宮さまには、それ相応のご待遇を差し上げるのがむしろ合理的だと思うがいかがでしょう。


 ちなみに、現在の宮家皇族の方々に払われている費用は総額でたったの2億7400万円です。皇統の維持のためにに宮家を増やすと、「莫大な経費がかかる」。「だから女系女帝の方が合理的だ」と女系女帝論者は主張する。いいですか。この10倍に宮家皇族が増えたとしても30億円いかないんですよ。


 どこぞの馬鹿首長が作るハコモノや、六本木ヒルズのデブどもが一日に動かす金程度で、皇統連綿2000年の民族の魂が守られるとすれば、これほど安いものはない。いつも言っているようにものごとの「優先順位」なのです。伝統や文化というものは、失われるととりかえしがつかない。


 ちなみにニートやフリーターの自立のために政府が投じようとしている予算は761億円です。この国、金の使い方を間違っているんじゃねえのか。ひえええええ。




 お金のことだけではありません。さきほど書いたご学問の点でも、新宮さまはあくまでも「宮家のお子さま」の待遇となる。昭和天皇は皇居内に作られたご学問所で学ばれました。それがあの独特のご人格を作られるもととなったとする歴史家は多い。


 こうしたことはだから、私たちが皇室というものに何を求めるのかという本質的な論議につながって行くのです。その上で、何十年もかけて皇室典範改正を含む論議に発展させていけばいい。


 ご待遇といえば、ちょっと気づきにくいことだが、こんなことがある。


 天皇陛下がはじめて新宮さまにお会いに愛育病院にお成りになられた時のこと。「陛下、いかがでした?」といった声が記者からかかり、陛下が立ったままお応えになられた。これは、秋篠宮家の出来事へのお成りなので可能だったそうです。東宮にかかわることへへお成りになられた時に、声をかけるなどということは考えられないそうだ。


 こうした、不文律といっていいオキテが皇室をめぐってはいくつもあるのです。


 社民党の福島瑞穂党首は新宮さまの誕生の時に「男女平等の考えから、女系女帝を認めるべきだ」とまだ言っていました。


であれば、ご長男とご次男である皇太子殿下と秋篠宮殿下に対するお成りで、こうした差がつけられることにも眉を逆立てなくてはいけない。「兄と弟で差別をするとは何事だ」ってね。


 一般社会の「常識」を皇室に持ち込むことがいかに馬鹿馬鹿しいことか、この一事でもわかるでしょう。何にしてもおめでたいことです。新宮さまにもっとも感謝しなくてはならないのは性急な皇室典範改悪で「平成の弓削道鏡」として歴史に汚名を垂れ流すことがなくなった小泉純一郎という人でしょうね。




 日本の大マスコミの方々が、最後の利権談合共産主義の牙城だとはいつも書いていることですが、しかし凄いなあ。


 世界中のメディアが満を持して自らの良心を語る機会だった5回目の9.11に、新聞休刊日と称して一斉に休むんだからなあ。


 皇孫殿下が9月10日にお生まれになっていても抜け駆けしなかったんでしょうか。きっと「号外」という名で、ほとんどいつもと変わらない厚さの新聞を出しただろうな。まあこっちはその方がタダだからいいんだけど。どはははははは。


 こんな体たらくですから、ほとんどのメディアは9.11が日本人と日本社会にとってどうだったかということをきちんと検証していない。


 9.11が起きて、世界でもっとも得をした人物は誰だかわかりますか?


 小泉純一郎さんですよ。


 先日私もこのことに気付いて愕然とした。ブッシュがおっぱじめた現代の十字軍「テロとの闘い」は世の中を無茶苦茶にしました。頭の悪い人間が強大な権力を握るとどうなるか、私たちはもと歴史から学んでおくべきでしたね。


 そもそも「テロとの闘い」という言葉がヘンでしょう。「テロ」というのは、ひとつの戦術にすぎないわけですよ。「スリとの闘い」とか「飲酒運転との闘い」というようなものだ。それよりも「不法入国してくる暴力スリ韓国人との闘い」とか「世間を舐めきっている酔っぱらい公務員どもとの闘い」という方が正確でしょう。すでにここでブッシュの頭の悪さが露呈している。実態のないものと闘おうとしたのが、間違いのはじまりなのです。


 「テロ」とは集団名ではなく、方法である以上、それはネットなどを通じて無限に拡散します。アルカイダならアルカイダを捕まえればそこで闘いはおわる。しかしアルカイダが伝道しているテロの方法を知った世界中の不満分子たちが、第二第三のアルカイダとなっているのです。


 もっとも最初の作戦が成功して、ビン・ラディンなりテロ伝道の中枢を除去していれば、この自体は防げたかもしれない。ブッシュ連合がやったのは、いわばガンにメスをいれたものの、病巣をとりきれずにガン細胞を全身に拡散させてしまった状態なのです。


 その結果どうなったか。ヤブ医者どもは次々と免職になりかけている。ブッシュはご存じの通りアメリカ世論に全く背を向けられた。ブレアに至っては、具体的に辞任の日程が上がってきている。


 イスラエルは国ごと大恥です。レバノンに侵攻したものの、ヒズボラを叩き潰す事ができず、事実上の敗退をした。その結果、内部での政争が激化している。そうそう、イタリアも派兵がきっかけで前政権は倒れましたね。


 エジプトやサウジアラビアといった、ブッシュに手を貸したアラブの国々では国内のイスラム原理主義勢力が民衆を味方につけて反抗し、穏健派の為政者が求心力を失いつつある。


 そうした中、一人だけ最後まで高支持率を続けて、プレスリーなんぞを踊り、最後には堂々の後継者指名をして日本国の影の法皇になりつつあるのが小泉純一郎という人なのです。


 彼がそうなりえたのは、ひとつは恐るべき強運のせいとしか考えられない。たとえばイラクで他国はみんな犠牲者を出しているの、自衛隊は一発を撃たずに生還した。


 一方で、アメリカにはたっぷりと作った貸しをもとに都合のいいところでそれを取り立て、政権維持に利用してきた。おいしいところどりです。


 戦後冷戦構造の中で、一国だけおいしいところどりをして高度経済成長をしてきたように、この国には不思議な「運」があるのかもしれない。しかしその「運」だけで国家運営をやっているとその結果どうなったかはご存じの通り。


 9.11以降の小泉時代とは何だったのか、メディアは今こそ真剣に検証して、次の時代に供えるべきなのに、その当日に談合して休刊してちゃなあ。


 9.11はアメリカの陰謀だという説は根強いですが、どう考えたってブッシュやその取り巻きにそんな能力があるとは思えないじゃないですか。


 こういう時はね、最終的に誰がもっとも得をしたかから、犯人を割り出すんですよ。他ならぬ小泉さんですよね。


 とすれば…、えっ?WTCへの航空機突入は、小泉純一郎の指示だった?特攻隊大好きだしね〜。どははははははは。


 冗談ですからね。特攻隊とテロリストを一緒にする無礼、非礼については、いつも指摘している通りです。もっとも小泉さんがそれを認識しているとは思えないしなあ…。




 飲酒運転が大問題となってきました。中でも、公務員のそれがあまりにひどいのではないかと言うことです。


 きっかけはもちろん、福岡のあの事件。3人の子供が亡くなってしまった件だ。犯人の今林大は、事件直後は「マジメな性格」などという報道が出回っていましたが、とんでもないらしいですね。「よく、あんな男を採用した」というのが周囲の声のようじゃないですか。


 なんで採用したんでしょうね。既に書きましたが、まさか京都市のような優先採用枠があるんじゃないでしょうね。


 最近では姫路市でやはり船引正義という市職員が飲酒運転で新婚の夫妻をはねました。夫は重体で、お気の毒なことです。


 この二つの事件の詳細を見ていて、私は頭が痛くなりましたね。


 今林が職場を出たのが17時。船引が出たのが17時20分。そんでもって呑みに行く。船引なんぞ、11時半までスナック、居酒屋、パブとハシゴしている。


 公務員て、そんなにヒマなんかい(泣)。今どき夕方の5時に退社できる民間会社なんかいませんよ。しかも、金持ちなんだなあ。こんなにハシゴして。


 こういう連中の「働く権利を守る」のが自治労ですが、そのホームページには飲酒運転に対する処分に関して、驚愕すべき記述があります。


 http://www.jichiro.gr.jp/question/horitsu_sodan/200505_no713.htm


 どうします?みなさん。




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