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村西とおるコラム
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2006年5月31日
天才≠エリート
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 頭が良くてもスポーツが得意でない子供は沢山いるが、運動能力が優れている子供にバカはいない、英国の有名な小中高一貫教育の入試では筆記試験は行われないのでございます。


 ひたすら子供達の運動能力を見極めるのでございます。


 小学校入試のレベルの学問能力とは所詮テクニックの分野の問題、真の学問能力を判断するものとはなりえないとの考えでございます。


 その子供が将来、果たして国を背負って立つエリートとなりえるか、その基本は運動能力の有無にある、永年エリート教育にたずさわってきた教育者の不動の教育哲学でございます。



 松井やイチロー、中田や朝青龍といった一流のアスリートにバカは見当たりません。新庄だって論理的能力に欠けるものの、決してウスラではないのであります。


 AV男優の世界でもA級と格付けされるランクにある者は皆賢い者達でございます。女優の性格や容姿、感度に応じてその能力を最大限に引き出し、七転び八起きして顔面シャワーで最後に仕留める、バカで出来る仕業ではないのでございます。


 杉村大蔵、彼だってバカではありません。女たらしで打算的で恩知らずで嘘つきでパクり屋なだけなのでございます。



 天才、とはいかなる能力の持ち主でありましょうか。


 11才ながら大学に学ぶ韓国の天才少年のレポートをテレビで見ましたが「記憶力」は平均的な能力以下の実力でした。10枚のカードを伏せて表だった時のカードの種類を当てる、というゲームでは同世代の子供達の倍の時間を必要としました。


 しかし彼が天才である所以の実力は提起された問題を解決するとき、ブッ続けて休みなく12時間も答えを探して考え抜く持続力を見せるのでした。


 そのたぐいまれな集中力を持って、「ひらめく」力や「想像力」を発揮し大学院生レベルでも難解とされる物理や数学の難題を次々と解くに至っておるのでございます。



 最近、ひらめきや想像力の天才でもない「記憶力」の天才の東大やハーバード卒の青年と会う機会がございました。


 極めて退屈な時間を過ごしました。学歴という話題以外に創造的会話が全く成立しないのでございます。彼等は学歴以外に誇るものを持たないコンプレックスのかたまり、が私の印象でございます。


 「記憶の天才」バカをエリートとして讃えて国をゆがませ、真のエリートの不在が無数のこの国の悲劇を招いてございます。





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