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今回のワールドカップは、AV撮影現場でスタッフと一緒の観戦でございました。
「入れろ、入れろったら入れろよ」
突然の巻き舌の怒声でございます。主演女優さんのものでございます。
彼女の今回の撮影での役どころは、深窓の令嬢の出来心の初AV出演、というものでございまして矢田亜希子似の彼女にはピッタリの感がございました。
それなのにその「清純派」の元ヤンばりの巻き舌の「入れろ」の怒声、驚かされたのはスタッフ一同も同じでございますが、なかでも一番驚いた表情を見せていたのは男優クンであります。
なにせ先ほどの撮影では涙目を見せながら「入れちゃ嫌、お願い入れないで、怖い」と必死で抗う彼女を組み敷き「大丈夫、すぐ気持ち良くしてあげるから」と役得の助平ズラで彼女の股間にソリ返った極太を「ズブリ」と埋め込んでいた男優クンなのであります。額には「脂汗」さえ見てとれました。
「いつまでもモタモタ玉をイジってんじゃねぇよ、早くケッて入れろってんだよ、玉をよ」
清純派よりもう一オクターブ高い罵声の主はメイクさんのものでございました。
36歳独身鈴木京香似のメイクさんにしておくには勿体ない、出来るものなら是非彼女をクドいて共演し不朽の「熟女モノ」を一作モノにしたい、かねてよりのアコガレの君なのでございます。
そのアコガレの君が酎ハイ片手に立てヒザ姿で「玉は入れる為にあるんだよ」と吠えてございます。私の落胆と喪失感は誰もが知っている某アイドルから行為の最中受けた大音響の放屁と脱糞をしのぐものでした。
清純派が熟女に語りかけました。
「柳沢のスペースを作る動きと美しいパス廻しってなんのことかしら、すべての動きは入れる為にある、入れるつもりのない動きはわずらわしいだけだっていうの、男なら入れてなんぼでしょ」
大きくうなずき返す熟女、この時、明日の出演を予定している中年の男優クンの頭が前に大きく垂れました。明日の撮影の不成功を確信した瞬間でございます。
なぜなら彼こそAV界にこの人ありと評価の高い「必殺ナメクリ魔」なのでございます。ナメてナメてナメまくり、入れたより何倍も女をイカせる唇と舌、恥知らずの口に煙が出るほどナメられてノタうち廻る清純派の絶頂、そんなシーンを予定してたのにアア、ナメクリ魔は完全に戦意を喪失しました。
ワールドカップは皆様の職場に、どんな非喜劇をもたらしたのでしょうか。
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