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村西とおるコラム
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2007年4月9日
奇跡の女
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 「体の合う、好きモノの女とめぐり会ってみたい」という男がいます。私から云わせれば、なにをノーテンキなことを言っているのか、でございます。「体の合う、好きモノの女」そんな「奇跡の女」と出会うということは、生き地獄の苦しみを味わうことなのでございます。まず体の合う女と出会うと、毎日ヤリたくて我慢が出来なくなる状況に陥ります。昨日も一昨日も、もう五回もヤっているのに目の前に居るだけでまたヤリたくなるのでございます。


 私は撮影の合間に彼女を呼び寄せ、別の女優とのカラミがまだ一回戦残っているというのに、待機させていた別室で「奇跡の女」とイタシタことがございました。「奇跡の女」と付き合ってる間、脳とチンポが壊れたような状態がズーっと続くのでございます。50過ぎの自分がこんなことを続けていたら必ず命を落とすことになる、と頭で理解していても、体がきき分けをしなくなるのでございます。仕事は手につかず寝ても醒めても思うは彼女のコトばかり、オナニーのときだって彼女をオカズにする有様でございます。が恐ろしいのはここからでございます。


 「奇跡の女」は浮気女なのでございます。「奇跡の女」由の宿命なのでございましょうか、一人の男では決して満足しないのでございます。ある日突然、姿を消して別な男のもとへ走ることをします。そして決まって、早ければ二ヵ月後、遅くとも六ヵ月後に再び姿を現すのでございます。


 しかし「このアマ、どこかで浮気していた」などとは絶対に言わないのでございます。そんなことを言うが最後、今度は本当に姿を消してしまうかも知れない。と怖いからでございます。何も言わずに何事もなかったように、昨日からの続きが今日の今であるかのように黙って彼女を抱くだけでございます。シミ一つ無い白く美しい申し分無い彼女の身体が、喜悦にうねるさまを見ながら、出口を見出せぬままに漆黒の海に沈み行くかのような我が身のふがいなさに、涙するのみでございます。


 涙を見届けた「奇跡の女」は「ヤッパリ男と女はSEXがすべてよね」と語るのでありました。かくなる体験から読者諸君には夢々「体の合う、好きモノ女」との出合いに焦がれることなく「まずくはないが、うまくもない」のいまのまの味を大切になされるますことを、ご忠告申し上げる次第でございます。酒と女はユるめが丁度いい、のでございます。






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