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村西とおるコラム
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2008年4月11日
サンダースおじさん
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 私たちは「死」を思い、悩み、苦しむのでございますが、生まれてくる以前のことに思いを至すことはありません。母親の体内から生命体としてこの世に生まれてくる前、大自然の中に諸元素として散らばっていた頃のことを、でございます。そうした諸元素であった自分、に思いをめぐらした後に改めて「死」を考えると、「死」もずい分と静かな心で見つめることができるのでございます。


 SEXにおいても、体内に女性の「膣」を保持し、そこの奥深くにペニスを挿入される自分、を想像してみますと女性の立場や心情がよく理解でき、より女性に優しいテクニシャンに進化できるのを覚えるのでございます。人生で出口の見えない迷宮の思考回路にハまったときは、見方をガラリと変えて見ることで、問題解決の糸口を容易に見つけることが出来るのでございます。60を過ぎて、もはや俺の人生もこれまで、と見切られようとされる諸兄には「サンダースおじさん物語」の物語をお勧め致します。サンダースおじさんとはアノ「フライドチキン」の創業者のジイさんのことであります。彼の成功の物語は65のときから始まります。


 極貧の家に生まれた彼は10歳の時から農場で働き、40以上の職業をその生涯で経験してきました。学歴は小学校6年しかありません。経営者として独立し小さな成功も手にしてきましたが、家事や片腕の自慢の息子を亡くすという不幸にみまわれたあげく、彼は65歳のとき無一文となるのであります。が不屈の彼は事業を諦めることはありませんでした。自家製のスパイスと料理法によって調理したチキンを、全米でFC展開をして売ることを考えたのです。受けとるお金はチキン一羽につき2セント。独特に考案した料理鍋を車に積んで彼は従業員を一人も雇うことなく、全米をくまなく一人で走り廻り、8年の歳月の後全米で600店のFC店を組織するに至るのであります。


 それから先のめざましい世界展開はよく知られるところでありますが、90で生涯を閉じるまで彼は「生涯現役」を貫き、世界を飛び回り続けたのであります。彼は自ら「65歳からの不屈の挑戦」の物語を、こんな言葉で語っています。


 「人間を幸せにする事に引退はない、決して引退を考えずに働き続けろ、人間は働きすぎて駄目になるより、休みすぎてサビ付き、駄目になる方がずっと多いのだから」「長寿保険」や「年金」頼りの「保護」を求めるだけの長生きの人生など「クソ」であります。




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