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村西とおるコラム
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2008年9月22日
リーマン・ブラザースが倒産
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リーマン・ブラザースが倒産致しました。

日本支社の負債「3兆円」だそうでございます。

米国本社が日本に最初に持ち込んだ資金は3百億円、それをタネ銭にして百倍の3兆円もの金をタグリ寄せ商売としたのですから、たいしたタマでございました。

リーマンは民事再生法の手続きをとっているのでございますが、庶民の常識からして、どうにも釈然としないものがあります。

倒産前、彼等リーマンの重役陣や社員諸氏は、何億何千万の巨額の給与やボーナスの支払いを湯水のように受け取る恩恵に浴してきた者達であります。

そのあげくの果ての倒産でございます。

庶民感覚からすればトンデモナイ野郎ドモ、なのでございます。

まずは一族郎党カスミ取った金を返済してから再建を乞いなさい、なのでございます。

それをせずして民事再生法によるチャンスを得てもう一度甘い汁を吸いたい、とはなんたるゲスの魂胆でございましょうか。

カタカナの名前を付けていかにも先進的な会社を装っていましたが、その実態は「星条旗を背負った詐欺師集団」ではなかったのか、でございます。

昔、「株屋のようなバクチ打ちにはなってはならない」と、よく両親から諌められたものでございます。

町内会に住む同じ年の無二の親友の五人家族が小学三年のとき、ある日突然姿を消しました。

親友の父親が先物取り引きに失敗したあげくの「逃避行」でございました。

家族ぐるみの付き合いでございましたので、両親の方もしばらくの間は元気を失っていました。

それからしばらくは「大きくなっても株には絶対手を出すな」がことあるごとの姉弟への両親の言葉となりました。

「オマ○コには手を出すな」と言われなかったからエロ事師になった、とは云いませんが、あの時の無二の親友との突然の衝撃の別れ体験と、親のクドイまでの「株」を忌み嫌う言葉が、これまでの人生で「株」に手を出し「破産」する運命から私を遠ざけてくれたのでした。

今回のリーマンの倒産によって今年後半の景気の先行きが危ぶまれております。バクチ打ちの失敗に道連れにされるシステムの社会に生きていることが、とても痛く感じられ、やり切れない気持ちであります。

アダム・スミスは「見えざる手」と云いました。どんな職業でも存在している以上、社会に貢献しているのだ、との経済学の理論であります。

バクチ打ちどもの行状に動揺しなければならない社会に、どんな未来があると云うのでしょうか。

バクチ打ちは社会のアヌスだ、がいかなる経済理論の後ろ盾があろうとも、健全な社会のコンセンサスであるべきなのであります。




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