2008年8月14日
アイドルヲタク映画監督 板垣英文の「ヲタクロニック・ラヴ」
第11回 「あの娘。とスキャンダル」
御無沙汰してる。
ずいぶん更新が遅れちゃった。
今現在俺が何をしてるかというと、あるタレントさんの出版物の制作スタッフをしてるんだな。
なんで出版?と思うかもしれないけど・・・まあこれも経験のうちさ。
そのタレントさんというのも、モー娘。に非常に縁の深い方なんだ。大変有意義な経験をさせてもらってる。うん。
さて、話はヲタクロな方向に変わって・・・。
今回は俺の世代を前面に押し出したタイトルになってるねw
友人の彼女を奪ってしまう禁断の恋と、芸能人の恋愛スキャンダルのイメージをダブらせて時代の空気感をうまく表現してヒットした、1985年のチェッカーズの曲のタイトルからなんだけど。
まあハロプロアイドルのスキャンダルについて語ってみたい。
ざっとその歴史を振り返ってみよう。
2000年の8月7日、なっちこと安倍なつみが当時映画で共演した押尾学のマンションから出てくる姿を写真週刊誌「FOCUS」に撮られ、モーヲタに衝撃が走って以来、事務所は随分長い間メンバー達の恋愛を封印してきた。
ハロプロアイドルは恋愛は御法度という昭和アイドルのような、前時代的とも思える事務所ルールが徹底された。
まあしかしそれが擬似恋愛を求めるコアなファンを惹き付け、ハロプロアイドルは裏切らないという信頼関係をこの時代に生んだのも事実ではあるな。時代はアーティスト系アイドルに対しては恋愛やスキャンダルに寛大になったけども、ハロプロはあえて逆行することでブランド化を強化したってとこだろうか。
以来「FOCUS」、「FRIDAY」、「FLASH」や「BUBKA」といった写真週刊誌やゴシップ雑誌の抱えるパパラッチやSTK(エス・ティー・ケー。ストーカーの略)達により、メンバーの膨大な盗撮写真が掲載されたり、非公式生写真として販売されたり、盗撮動画が出回ったり、ワッチ(コンサート中にワイヤレスマイクの音声を傍受する)音源が流出した。
その間、ちょこちょこと恋愛発覚や不祥事もないわけではなかった。疑惑や噂、未確認騒動などはネットや「BUBKA」で煽られていたわけだが。
2004年に安倍なつみの盗作騒動が起こり、本人も事務所もこれを全面的に認める。
ヲタとしては何とも釈然としない冬を迎えた。
以降、盗作に関しては世論が厳しくなり、ハロプロ以外でも様々な騒動が勃発する。
2005年3月4日、あややこと松浦亜弥と橘慶太との熱愛が「FRIDAY」にて報じられる。
同年4月14日、矢口真里がモーニング娘。を突然の脱退。翌日「FRIDAY」に小栗旬との2ショット記事が掲載される。
2006年2月10日、あいぼんこと加護亜依が喫煙事件により無期限謹慎。
同年10月、℃-uteのメンバーだった村上愛と思われる女の子が、彼氏と相合傘でデートしているところをSTKグループに盗撮され、2ちゃんねるの狼にて画像が流出。29日付でハロプロを脱退。
2007年3月26日、「週刊現代」にて加護亜依2度目の喫煙掲載。契約解除。
5月2日、辻希美が妊娠発覚。俳優の杉浦太陽と電撃結婚。
5月25日、「FRIDAY」にてミキティこと藤本美貴と「品川庄司」の庄司智春の熱愛記事掲載。6月1日に藤本美貴は。を脱退。
7月6日、飯田圭織が妊娠発覚。元「7HOUSE」のボーカルだったケンジと電撃結婚
10月7日、安倍なつみ、人身事故で書類送検。
10月20日、後藤真希の弟、後藤祐樹(元EE JUMP)が工事用ケーブルの窃盗容疑で逮捕される。
2008年1月28日、Berryz工房の清水佐紀の彼氏と思われる人物が、自身のブログにてキスプリクラ画像や使用済みコンドームの画像を掲載。
2月18日、「週刊現代」により亀井絵里の元彼とのキス写真、プライベート写真掲載。
6月2日、Berryz工房メンバー、夏焼雅と思われる女の子と彼氏とのキス動画!がSTKグループに盗撮され、2ちゃんねるの狼にて画像と共に流出。
7月31日、℃-uteのメンバー有原栞菜と橋本良亮(ジャニーズJr.)の2ショットデート写真が「BUBKA」にスクープされる。
俺自身は元々、アイドルの恋愛は容認派だ。
年頃の可愛い女の子が恋愛してるのは当たり前という認識。
恋愛以外の不祥事にしても、容認できる範囲のものもあるな。アイドルじゃなかったら、そんな大事になんないでしょう・・・っていう。
ただ、アイドルヲタになってコンサートとかテレビ番組とかどっぷりはまってくると、何かメンバーが女友達みたいな、身内みたいな擬似恋愛的心理、幻想に酔えるわけで。
同時にアイドルとは一般の女の子よりも特別な存在であるという神話が信じられるようになる。
そうなるとメンバーのスキャンダルはちょっと残念な気持ちを伴う。
恋愛を容認してるつもりでも、事実を突きつけられるとちょっと寂しい。
思い起こせばあややなどは恋愛していると思われる時期から、仕事に対する態度が急速に散漫になっていった印象がある。まるで身が入ってない感じ。
そういったことはヲタは敏感に察知するもので、恋愛の噂もかなり前からあったし、「FRIDAY」に掲載される以前からヲタのあやや離れというのは顕著だった。
あややはメンバーチェンジが出来るモー娘。とは違い一人なので、アイドル3年説的に飽きられるという危惧や年齢の問題もあり、元気いっぱいブリブリ・アイドル路線から急に暗いバラードばかり歌う路線へチェンジしていった気もするのだが、熱愛記事に前後して発売されたシングル「渡良瀬橋(森高千里のカバー)」や「ずっと 好きでいいですか」の歌詞の内容などは、まるで恋愛を諦めさせようとする事務所の意思を反映してるのではないかと勘ぐったものだ。
まあ路線変更は、単純に本人自身のアイドルとしてのモチベーションの低下もあったのかもしれないし、確かに可愛いアイドル路線だけでは限界もあったわけだが。
過去の女性アイドルの歴史を辿っても、この長期間活動を続ける為の路線変更が難関であり、多くのアイドルがここで消えていった。
・・・とまあこうして勝手にドラマ性を見出して、妄想して一人考えを巡らせるわけだ。
加入・卒業を繰り返す循環システムが停滞し、スキャンダル・再生活動という新たな局面に突入したハロプロを見守るしかない。
俺は彼女達には幸せになってほしいと思う。
そういった意味では、できちゃった婚で前線離脱、というパターンは人としての幸せに沿っているのかもしれない。
とはいえ中には出産さえ許されないメンバーもいるではないか、とまた妄想は続くのであった・・・。
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