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ポリスなコラム
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2008年10月10日
ロシアの狙いと朝鮮半島有事への懸念

<ロシア>戦略爆撃機が日本海上空を飛行…自衛隊機が追尾

【モスクワ大木俊治】ロシア空軍の戦略爆撃機2機が8日、軍事演習の一環で日本海上空を偵察飛行し、自衛隊機の追尾を受けた。空軍当局者がインタファクス通信に明らかにした。
当局者によると、爆撃機はロシア極東の沿海地方にある飛行場から発進したツポレフ22M3。2機の戦闘機スホイ27も同行した。北海道の千歳基地と茨城の百里基地を発進した自衛隊機F15から計30分余り、追尾されたという。
当局者は「国際法にのっとって実施された公海上の飛行で、他国の領空は侵犯していない」と述べた。
10月8日20時6分配信 毎日新聞

一昨日の「大恐慌前夜なのか?」というエントリーの中で「我々は甘かったのかも知れない」とタイトルをつけましたが、その杞憂の念がこんなにも早く、しかもこのように最も分かり易い形で現れるとは正直驚いています。

「甘かったのかも知れない」と書いた理由は2点あります。

@G7などの国際協調体制が敷かれているので、世界大恐慌などはもう起きないと思っていたこと

A世界の経済的な大混乱に乗じて、軍事力で他国に侵攻するような国が現れないと思っていたこと

しかし、現実に起きつつある現象は、それが単なる希望的な観測に過ぎないことを我々に暗示しているかのようです。

「忍び寄る世界経済破綻、迫り来る戦争の危機に備えよ!」

このブログ名が『極右評論』時代のスローガンは何ら間違っていなかったと思う今日この頃です。我々はいい加減に平和ボケから脱しなければならないようです。

さて、今回のロシアの戦略爆撃機が日本海を偵察飛行して、日本側の防空識別圏に入り、追尾を受けたということは一体何を意味しているのでしょう?

防空識別圏とは(領空に進入してくる航空機の識別・位置の確認・飛行指示などを行なうため、各国がその領空の外側に設定している一定の空域)。

このことに関してロシアの軍当局がこれを認めて公表したことは異例な対応とされています。これはロシア側にとっては隠しておく必要性がなく、逆にその事実を明らかにしておきたかったからでしょう。

ロシア側は日本に対して核サイルの搭載も可能と見られる戦略爆撃機で、いつでも攻撃が可能であると、その存在感を示すために今回の行動を起したと見るべきでしょう。

その最大の狙いが北朝鮮有事であることは間違いなく、不透明な北朝鮮の今後の動向によっては、ロシアが本格的に介入する可能性を示唆するものです。

日本にいる在日米軍に対して、ロシアが常時戦闘態勢にあることを示し、牽制するのが狙いであったと考えられます。北朝鮮軍は前日にはミサイル発射の軍事訓練を行なっており、それと連動する動きともとれます。

いずれにしても、ロシアが朝鮮半島の北半分に異常なまでの執着を見せているのは、前々から専門家の間では話題となっていたことです。

下記は今年4月18日のニュースです。

緊急発進14年ぶりに300回 ロシア機増加、領空侵犯も

領空侵犯の恐れがある外国機に対して航空自衛隊が緊急発進(スクランブル)した回数は2007年度の1年間で307回と06年度より68回増加し、14年ぶりに300回を超えたことが18日、防衛省統合幕僚監部のまとめでわかった。

国別内訳ではロシア機が約82%の253回でトップ。今年2月には旧ソ連時代以来、33年ぶりに伊豆諸島南部で領空侵犯するなど動きが目立ち、統幕は「国防費増加に伴うロシア空軍の活性化が背景にあるのではないか」と分析している。

統幕によると、ロシア機へのスクランブルは05年度が116回、06年度は196回で2年前から連続で増えている。

次に多いのは中国機で、06年度の22回から43回に増加。統幕は「何らかの情報収集や訓練飛行ではないか」と指摘している。

いかに日本周辺にロシアの戦闘機が出没しているかは明らかで、特に米国の太平洋艦隊に異常に接近する事件も起きています。

北朝鮮の「崩壊」が第三次世界大戦への引き金になることも十分に考えられる。金正日体制の世襲の可能性は低いと見られており、国内における北朝鮮人民解放軍が、今後どのような動きに出るのか?

不測の事態が恐怖の事態を引き起こすことになるか? 今、それを予測する人は少ない。それは戦慄の戦争への幕開けとなるからかも知れません。戦争はいつ始まっても不思議ではない状態にあることだけは今回ハッキリしました。

日本はいつまでも悠長なことを言っている場合ではありません。

厳戒態勢を敷かなければならない―、そのような危険な状況へと進んでいることを改めて見せ付けられました。



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