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かねてから、不動産会社と暴力団との関係はうわさになっていた。しかし、不動産と
いうものは暴力団が入ることにより円滑取引ができる場合があるのですべてが悪とも
いえまい。ただ、それに犯罪要素が加わるとなれば話は別だ。
山崎某という企業舎弟が、R社の後ろ暗い部分を握り、情報をフリージャーナリスト
のY、警視庁のM、読売新聞のI、東京新聞のKに流していた。うわさとは恐ろしい
もので、この4者がR社への調査を開始すると、R社の株はどんどん下がっていっ
た。だがそのとき、山崎某はR社の株を空売りしていたのだ。警視庁や大手マスコミ
を巻き込んでインサイダー取引に成功したこの男だが、上記4者はそのことを知らな
かったというからあきれるばかりだ。
これに気がついたのがジャーナリストという名の事件屋T。Tは警視庁の組織対策犯
罪4課ならびに捜査2課に、山崎某のたくらみを話す。あわてたのはMだ。
警視庁のMは、R社とGの関係を追っていたが、知らなかったとはいえ、結果的にはR社で空
売りを仕掛けた山崎某に手を貸したことになってしまったからだ。
結果、警視庁のMがやっていたR社とGの事件はつぶれてしまう。読売新聞のIは立
川支局への異例の移動、東京新聞のKは遊軍へ−。これをどう見るだろうか。
RとGとTが組んでいたとすれば、捜査を逃れてカラ売り
で儲けたというすばらしいスキームではないか。
警視庁は頭のいい捜査員、カンの利く捜査員を雇ったほうがいい。交通違反の取締りしかできないボンクラ警官の増加が
治安を悪くしているのは確かだ。
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