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2005年12月2日
探偵ファイルというサイトの歴史(2)

 山木陽介。いまや探偵ファイルに無くてはならないキャラクターだった。彼は、最 初はアホだと思ったものの、頭脳が優秀であり、なかなかに機転が利く男だと判明。 徐々に探偵ファイル内での活躍の場が増えていく。確か当時「セコム」の連載をして いて、かなり人気のあるコラムだったと思う。ちなみに著者が書いていたのは「光通 信」コラム。役員までが激怒して「訴訟する」と騒いでいたものの、当時の光通信の 内部で「あいつは敵に回さないほうがいい」という話になって収まった。ちょうど、 光通信に関してはネタも尽きていたころだった。


 そんな一方、K氏の提案の元、「アップローダー」を利用したアクセス数稼ぎを始 める。お恥ずかしい話だが、これはK氏と渡邉の間で秘密裏に行われており、ほかの 人間は知らなかった。あとで聞いたところによると、やりかたは以下のとおりだ。


1、海外のアップローダーサーバを別名義で借り「アダルト画像自由アップOK」などと2ちゃんねる等で宣伝する。

2、そのアップローダーに誰かが画像を貼り付け、また誰かがそれを見ると、裏につ いているREADMEのゼロラインインラインフレーム内のバナーが表示され(見た目には 気づかない)、アクセス数が水増しできる

(*READMEとは、READMEバナーを自分のサイトに貼り付けることによって、アクセス を計測してくれるシステムのこと。また、アクセス数はランキングされており、渡邉 は「READMEで1位になれ」としばらくいい続けていた)


 結局、あまりにも姑息な手段というか、派手にやりすぎて発覚したときのダメージ のほうが計り知れないと判断したK氏と共に、影でREADMEにチクリをいれ、インチキ が発覚。アップローダーの使命は終わった。


 アクセス稼ぎといえば、この時期は2ちゃんねるへの宣伝書き込みや、ヤフー掲示 板への宣伝書き込みをやっていた。Air’Hを利用して、接続→書き込み→切断を繰 り返し、IPを変えて宣伝していた。また、山木の入社直後くらいだったと思うが、 人気サイトからアクセスをカネで買おうとの趣旨により、いろいろ企画をしたことも あったが、あまり長きにわたっては続かなかったようだ。


そんな毎日が続いていた。広末涼子を尾行したりとなかなかスリリングな体験をし たこともあったが、やがて事務所を南青山の半地下に移転することとなる。移転した かしないかのころ、


 「2ちゃんねるに板を持とう」


渡邉は、そんなことを言い出した。
 (続く)



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