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さて槇原氏への言いがかりで久々に 「ここにあり!」 を示した松本零士氏であるが、氏とパチンコ業界の関係もアレコレと噂話で持ちきりなのである。
パチンコファンの方なら知っていると思うが、 「CRフィーバー大ヤマト」「CRフィーバー大ヤマト2」「CRフィーバー銀河鉄道物語」という松本零士作品をモチーフにした台がある。
そしてパチスロでも 「大ヤマトS」 に 「大ヤマト」 の2種類が発表された。
これらの内、一番最初に発表されたのは 「CRフィーバー大ヤマト」なのだが、これはそもそも松本零士氏とパチンコメーカーとの間に入った人間が持ち掛けた「マルチメディア戦略」 の一環として始まったのだという ”噂” がある。
いやー ”噂” というのは便利な言葉である。
『大ヤマト』 の企画を持ち込んだ人間は、松本零士氏に 「TVアニメ化も決まります!またアニメでヤマトブームを巻き起こしましょう!」と美味しい話をちらつかせ、氏をその気にさせたという。
だが松本零士氏がアレコレと背景や人物設定を考えて、ビジュアル的にも今風にアレンジした 『大ヤマト』を完成させたものの、決定していたはずだったTVアニメ化の話は実現せず、後にDVDとして発売(しかもたった3巻)されただけだったというオチがついた。
この辺の違和感というのは、実は最初に発表された 「CR大ヤマト」 を遊ぶ事で実感できる。(実際に遊べと言ってる訳ではないが)
「CR大ヤマト」 で大当たりすると、佐々木功の歌うあの宇宙戦艦ヤマトの主題歌が流れ、登場人物のプロフィールなどが表示される。
そして大当たりは 『ヤマトは新たな旅に出る!』 というような台詞で〆られる訳だが、そのヤマトの新たな旅を誰も目にしていない訳で。
パチンコとして作ったにしては妙に作り込まれているので、「ヤマトの新シリーズ始まるの?」 と思った人も多いと思う。
だが実際は 「アニメ化」 を餌に松本零士氏にノリノリで絵を描かせ、設定を考えさせたものの、パチンコとパチスロになっただけで「本編はDVD買ってください」 で終わってしまったという悲劇(喜劇?)的な結末になってしまったのだ。
松本零士氏ほどの巨匠になると言い寄ってくる輩も多いとは思うが、ファンの思い出とも言える作品を安易に切り売りして欲しくはないものだ。
荒井禎雄(おはら汁)
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